ひとり勉強会

ひとり楽しく勉強会

2007-01-31から1日間の記事一覧

まとめ

力尽きたのでこの辺りで今回はおしまいにします。次回は1.4の途中「最小作用のpathを探す」節から再開します。上では、直線で動くのが「ありうる動き」だとわかってたので、あー確かにその付近では最小だねーという「検算」ができました。では、元々よくわか…

1.4 Computing Actions

さて、ここまでの知識を実際にSchemeで動かしてみようタイムです。guile版を準備。 guile> (load "/usr/local/scim/load.scm") guile> (set-current-module generic-environment) guile> (define D derivative) 一番簡単な例として、1個の粒子が自由に飛ん…

1.3 Generalized Coordinates

一般座標。自由度がnの系のconfigurationは、n個(以上)の変数で記述できる。簡単のためにしばらくは、常にピタリn個で記述する場合のみを考える。その方が変数間の制約などを考えなくていいので楽。変数は、「各粒子のxyz座標」のようなお決まりの取り方じゃ…

1.2 Configuration Spaces

Configuration space システムのとりうるConfiguration全ての集合 Dimension システムのConfigurationを一意に特定するのに最小で何個のパラメタが要るか。自由度(degrees of freedom)ともいう。 例えば粒子が一個自由に飛んでるシステムの自由度は3。二個…

1.1 The Principle of Stationary Action

停留作用の原理。Path-distinguishing function て、どういう関数になるのか考えてみよう。いやその前に、「ありうる動き」の特徴について考えてみよう。 連続。滑らか。いきなり物体が瞬間移動したりはしない。 履歴に依存してない。"現在のconfiguration"…

1 Lagrangian Mechanics

ラグランジュ力学。物体がたくさんあって、それぞれ相互作用したりしなかったりしてるシステムを記述したい。 Configuration ある時点、時間軸上での一点での、システムの「状態」のこと。システム内の全物体の位置、みたいな情報のことだと思う。具体的にど…

資料

//mitpress.mit.edu/SICM/">Structure and Interpretation of Classical Mechanics:本家本元です。HTMLで全文読めます。トップページの Looking for Scheme? のリンクからは、本で使われている力学計算のためのSchemeライブラリが入手できます。MIT/GNU Sche…

SICM 読書会 (1)

水曜日は Structure and Interpretation of Classical Mechanics (SICM, 古典力学の構造と解釈) の読書会をやります。プログラミングの教科書として、SICP(計算機プログラムの構造と解釈)という有名な本があります。SICM は同じ著者による、古典力学につい…